ほおずき柄の姪っ子の浴衣が染め上がりました~神戸六甲染色教室さくらみ~

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ほおずき柄の姪っ子の浴衣が染め上がりました~神戸六甲染色教室さくらみ~

さくらみ代表からのお知らせブログ

2021/05/16 ほおずき柄の姪っ子の浴衣が染め上がりました~神戸六甲染色教室さくらみ~

神戸六甲アートスペースさくらみ代表 松本みのぶです。

 

コロナ禍の中、なかなか思うにまかせぬ毎日ですが、

3月末に、3歳になった姪っ子の浴衣を染め始めました。

 

 

浴衣を染めるのは、初めてなのです。

実は、恥ずかしながら私全く和裁の知識がなく、

「浴衣の仕組み」が分からないので、「ゆかた、染めたいなあ」と思いながら、今まで染めずに来ていました。

 

姪っ子の浴衣なら、子供のサイズだし染められるかな~と思い(←甘かった!)、

知り合いの和裁の先生に「浴衣の仕組み」を教えてもらい、「身頃2枚」、「袖2枚」、「衽(おくみ)と袖」のパーツに切り分けてもらいました。

 

 

というのも、さくらみには柱が無いので、こういう器具↓(張り手といいいます)が使えず、

江戸と京じゃ張り手も違う! | 着物作家の笑える日々

 

それぞれのパーツを伸子で張って染めることにしました。

 

 

ほおずきの柄にしようと決め、まずは、図案作成。

 

 

ひとかたまり(1メートル弱)の柄のかたまりをまず作りました。

 

それを生地に8Bの鉛筆でトレース。

 

 

 

全部トレースしたら、結構な分量に・・・

 

 

それらを伸子に張り、染色作業開始!

まずは、白で残す網ほおずき(透かしほおずき)の部分にロウを置きます。

 

 

 

さらに網の部分を、「チャンチン」というミニじょうろ的な器具にロウを入れて、ロウ置きをしていきます。

 

 

 

色を入れます。地色はペパーミントグリーンにしました。

 

 

 

ほおずきの実の部分以外(ペパーミントグリーンで残すところ)にロウを置きます。

図案の周りにロウを置く作業を「せき出し」というのですが、

せき出しする面積が想定外に大きく、気が遠くなりそうでした笑

 

 

 

右が、せき出ししたものです。

 

 

せき出し、全部できたー。

 

 

ここから、実や葉の部分に色を付けていきます。

こんな感じです。

 

 

同じように、身頃も染めていきます。

 

でーきーたー!

 

 

あとは、専門の業者さんにお願いして、ロウを落としてもらいます。

 

ロウを落としてもらった生地に、フィキサーを塗布して定着させます。

今回使ったのは、古いタイプのフィキサーで、一昼夜置いて定着させるものです。

 

 

生地と生地がくっつかないように、ビニールを間に挟んでミルフィーユ状にします。

とにかく丁寧に、フィキサーを裏表塗りつけないといけないので、この作業が実は一番大変。

汗が落ちたら一発アウトだし、皮膚についたら恐ろしく荒れるし、嫌だーーー!

 

翌日、水洗!

洗う、ぬめりがなくなり、色落ちがしなくなるまでひたすら洗う!

 

 

 

水洗後、寸胴鍋に熱湯を入れ、ソーピング剤を少し加えて、煮ます。

着るものや使うものはソーピングしたほうが、後で色にじみなどが無くなってすっきり仕上がるとのこと。

 

 

ソーピング出来たらまた水洗いし、

絞って、タオルドライし、アイロンがけをして完成です!!!

出来たーーー!!!

 

 

 

 

和裁の先生に縫ってもらいに行ってまいります。

 

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