ユリをモチーフにしたクラッチバッグ~ろうけつ染めの手順について~神戸で染体験をしませんか

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ユリをモチーフにしたクラッチバッグ~ろうけつ染めの手順について~神戸で染体験をしませんか

2019/03/08 ユリをモチーフにしたクラッチバッグ~ろうけつ染めの手順について~神戸で染体験をしませんか

神戸六甲アートスペースさくらみ代表 松本みのぶです。

 

少し前になりますが、ユリのクラッチバッグをご注文くださった方が、そのバッグをお持ちになって、さくらみに遊びに来てくださいました。

 

 

 

 

どんなふうに染めていくのか、説明させていただきますね(*^-^*)

 

①まず、模造紙などの別紙に描いた図案を8Bの鉛筆で布にトレースします。

 

 

 

②花芯のあたりをグレーでぼかしてから、一番白い花びらにロウを置いていきます。

この時、面と面が重ならない花びらを選んで、ロウを置きます。

 

 

 

③ロウを置いた花びらの周りにグレーの染料で陰影をつけ、乾いたらその花びらの部分にロウを置きます。それを繰り返し、花びら部分のロウ置きを完成させます。

 

 

 

④花芯の黄色い部分、花粉の赤、グレーの葉っぱの部分にそれぞれ染料を刷毛ですりこんでいきます。

 

右側は、葉っぱの部分が濃い黒になるので、まずバックの色となるオレンジを染めました。

 

 

 

 

 

染料が乾いたら、グレーの葉っぱの部分、花芯・花粉の部分、それに左面のオレンジの部分にロウを置きます。

 

左側の濃紺、右側の濃い黒の葉っぱの部分に染料を入れて、染色作業は終了です。

 

 

これは、レマゾール染料で染めたので、ロウを落とした後、(ロウ落としは専門の業者さんにお願いしています)

強アルカリのフィキサーを塗って30分おき、水洗→熱湯洗い→ソーピングと染料を定着させる作業をして、最後にアイロンをかけて完成です!

 

 

ロウを塗った状態と、完成した色が違うのがお分かりいただけるかと。

ずいぶん明るくなります。

 

私は悲しいぐらいに裁縫が出来ないので(>_<)

 

京都の御池新町にある『風蝶庵』さんでいつもお世話になっております。

綺麗に仕立てていただいたのがこちらです。

ユリの茎のラインを表と内側で合わせていただいて、本当に美しく仕上げてくださいました!

 

 

 

広げてみると、表はこのようになっていて、

 

 

折って内側になる面はこんな感じです。

 

裏地とかファスナーは「ノムラテーラー」で揃えました。

 

A4サイズの書類が入るような大きさで作ったんですけど、ちょうど使い勝手がいいかなと。気に入っていただけてよかったです(^^)

 

 

大阪からの生徒さんも来られています~さくらみろうけつ染め教室~

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